世界最大の不思議な花「ショクダイオオコンニャク」
- atsux.
- 6月7日
- 読了時間: 2分
更新日:7月14日
皆さんこんにちは。「散歩道Blog」へようこそ!
これは、5月24日に神代植物公園の大温室を訪れた時に撮った、「ショクダイオオコンニャク」、別名「死体花」の開花10日前の写真です。

6月3日には、神代植物公園のホームページでその花の開花が報じられていたのですが、うっかりそのニュースを見逃してしまい、開花3日後の6月6日に行ったときは既に開花は終わり、すぼみかけている時でした。この個体の開花は今回で6度目だそうです。

ショクダイオオコンニャクは、インドネシアのスマトラ島原産のサトイモ科の植物で、大きいものでは高さが3メートルにもなる、世界で最も大きな花とされています。特徴はその巨大さだけでなく、腐った肉のような強烈な匂いを開花した時に放つことです。その匂いでハエなどの昆虫を引き寄せ、プリーツ状の仏炎苞(ぶつえんほう)の中で、虫を利用して受粉を行う虫媒花(ちゅうばいか)です。
この花は数年に一度しか咲かず、開花しても数日しか持ちません。そのため、今回は臨時の夜間開園を行ったそうです。開花のニュースが流れると、多くの人々がその異様な姿と香りを体験しようと押し寄せたり、新聞のニュースになったりもします。
今回、私が写真に撮ったのは、開花直前の膨らみつつあるつぼみの姿と、一旦開いたプリーツ状の仏炎苞を閉じて、すぼみ始めている姿でした。その大きさ、そして独特の色合いは、まさに自然の神秘を感じさせてくれるに十分でした。しかし、次の機会にはぜひ開花の2日間を逃さずに訪れたいと思いました。
このショクダイオオコンニャクについては、神代植物公園のリーフレット「2025ショクダイオオコンニャク解体新書」に詳しく書かれています。興味のある方はぜひ神代植物公園のホームページ(https://www.tokyo-park.or.jp/park/jindai/index.html)にアクセスしてみてください。
神代植物公園の大温室にはこの他にも、生態もその名前も珍しい植物がたくさんあります。一つ一つの植物の生態をインターネットで調べてみると、どれも独特で、世界は知らないことで満ち溢れていることに気づかされます。みなさんもぜひチェックしてみてください。


それでは次回またこのブログでお会いしましょう。
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